怖い読み物
最近、あるホラー小説を読んだ。
ドキュメンタリーらしい。
作家名と本の名前は、あえて伏せるが
賞を取った作品らしい。
と言うと、分かる方には分かってしまうだろう。
私は初めて読む作家で、今まで知らなかった。
なんとなく書店で手にとって買ったのだ。
以前から、オカルトやホラー系は、
グロテスクな物を除けば、少しずつ読んでいた。
登山系の安曇潤平さんの本は好きな部類だ。
日常に潜む怪異に興味が湧くのだ。
しかし、それにどっぷりと浸かるのは避けたい。
呼び込みかねないし、伝染もしたくない。
あくまでも読み物として読むだけなのだ。
そして、このある作家のホラー小説なのだが、
読み始めて、これはマズいと薄々感じ始めた。
まだ、ほんの少ししか読んでいないのに
「これは手元に置いておけない」とすぐに思った。
あるいは伝染するかも、と。
一旦、読むのを中断した。
そして、あとがきを読んでみた。
すると、ある賞の選考委員になった作家たちも
「本棚に置いておく気にはなれない」
「手元に置いておくことすら怖い」
と述べているではないか。
私も、そのうち手放してしまおうと思っている。
こういった読み物を、感受性の強い子供が
読むべきではない。
そのまま、あの世へ持って行かれかねない。
大人でもゾッとするのだ。
読む物は大事だ。感化されるから。
昔から宗教家や哲学者たちは、
「良質な本を読みなさい」影響を受けるからと。
「悪質な本は、そのまま貴方の中身まで浸透する。
そしてあなた自身になるのだ」とも。
脳に繰り返し同じフレーズや文章が刻まれるのは
良い言葉のみにしたいものだ。
それでも、作品として読む分には大人なら構わないと思う。
怪異や穢れは、人に伝染するものなのだと。
いかに自分自身の身辺を常に注意を払って
きれいにしておくべきか。
良からぬ物に伝染しないように・・・。
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