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生 霊

先日、ちょっとした油断から

左膝を負傷・・・。

買い物に外出した時に、少し疲れていたのもあるが

普通に歩いていたところ、左側の細い道から

3人の親子連れが出てきた。

内心、(嫌だな)と思った瞬間、

5、6歳くらいの女の子が叫んだ。

そして私を目がけて走りだした。

内心、(ちっ!)と思ったが、

こちらが加速すると、あちらも加速する。

ギリギリまで待って、横断歩道で渡ろうとしたら、

これまた足の悪い老人がいて渡れない。

車も反対車線が止まらないので、

老人が横断歩道の真ん中で立ちすくむ。

この時点で振り返ると、親子3人凝視。

ピントが合わないので、顔までは詳しく見えないが、

夫の方が凝視して、「気」がこちらに向かってくるのが分かる。

一番嫌いなタイプ。

子連れだったら他人の女性に何をしてもいいと思っている奴。

そういう男の妻も、夫につられて凝視する女だ。

自分の夫が、他人の女に興味を持っているのに

気付かずに便乗して、凝視してくるつまらない女。

その子供。最低なパターンだ。

仕方ないので、次の横断歩道を渡ろうとした時、

いきなり右足をとられた。

自分の目ではっきりと、右足が横にガクンと

折れるのを見た。そして前のめりになったので、

咄嗟に左膝をついてしまった。

交差点の横断歩道なので、皆見ていただろう。

信号が青になるといけないので、

すぐに体勢を立て直して、渡り切った。

その時、(生霊かな)と思った。何の根拠もなく。

いつもなら、自分の不注意を反省するのだが。

親子3人は当然見ていただろう。

私は振り返らなかった。「念」を断ちきるためだ。

気味が悪い親子だった。

邪魔は意外な場所や人からやって来る。

とくに立春は過ぎたが、2月は不安定な月だ。

いつにも増して、用心しないといけないのだ。

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